会計事務所の転職活動の流れをまとめました。
会計事務所の転職活動は下記のような流れで行われるのが一般的です。
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- スケジュールの確認
- 履歴書、職務経歴書の作成
- 求人情報探し
- 面接
- 内定
- 引継ぎ・退職手続き
- 入社
1:スケジュールの確認
転職活動の際にはまずはスケジュールを立てましょう。会計事務所業界で採用活動が活発になるのは主に下記の3シーズンです。
8月~9月
8月初旬の税理士試験後は会計事務所業界の就職・転職シーズンです。採用活動が最も活発になるのがこの時期であり、新卒・未経験者採用を行う会計事務所が増えるのもこの時期ですので、未経験者が最も就職しやすい時期でもあります。
12月~1月
12月の税理士試験後も就職・転職に適した時期です。確定申告が始まる2月中旬より前に入社できる人材は好まれます。税理士試験に合格した人が活動する時期でもありますので、経験者や科目合格者を対象にした求人が多くなる時期でもあります。
3月下旬~4月中旬
確定申告後、3月決算企業の申告前の谷間を縫って採用が活発になる時期です。確定申告が終了して退職する人材の補充や、3月決算企業の税務申告に向けての戦力補強の採用が多くなりますので、経験者や科目合格者を対象にした求人が多くなる時期でもあります。
2:履歴書、職務経歴書の作成
就職・転職活動をすることが決まったら、履歴書と職務経歴書を作りましょう。社会人経験がない人の場合は、職務経歴書の代わりに、志望動機書や自己PR書を作成するのがよいでしょう。また、履歴書はExcelやPDFなどデータで作成するのが一般的ですが、会計事務所によっては手書きのものを求めるところもありますので、手書きの履歴書が必要な場合もあります。
3:求人情報探し
応募書類の準備が済んだら、次は求人情報を探しましょう。求人情報を見つける方法には「求人サイト」「専門学校」「友人の紹介」「ハローワーク」など様々な方法があります。詳しくは下記のページにまとめてありますのでご参考ください。
4:応募&面接
興味のある求人情報が見つかったら書類選考に応募しましょう。書類選考が通過すれば面接が行われます。面接回数に関しては応募する会計事務所によって異なりますが、小規模な会計事務所であれば所長との1回の面接で選考が終了します。中堅や大手の会計事務所は管理職や人事、所長(代表社員)と2回~3回の面接が行われる傾向があります。
5:内定
無事に内定を獲得したら内定を受諾するかどうかの返事をしなければなりません。一般的な企業では返事までの期間は2週間程度ですが、小規模な会計事務所の場合や夏の税理士試験後の採用シーズンの場合は数日しか猶予がないケースもあります。複数の会計事務所を受験する場合には、内定後には返事の期限があるということにも注意して活動を行いましょう。
6:退職手続き・引継ぎ
内定を受諾し、入社が決まったら現職での退職手続きや引継ぎとなります。現職には退職届を出して引き継ぎを交渉していくことになりますが、いきなり退職届を出すと現職も驚く場合もありますので、まずは口頭で伝え、その後、退職届けを出すのがスムーズでしょう。一般的に、内定から入社までは2ヶ月以内が基本ですので、それ以上は入社が伸びないように調整することがポイントです。また、現職に対しても失礼のないようにしっかりと引継ぎを行うことも忘れてはいけません。
7:入社
退職が完了するといよいよ入社です。入社に際しては、入社の1週間前には入社日に必要な準備物を確認しておきましょう。また、当日は始業の10分前を目安に出社しましょう。当日は所長は職員の方にしっかりと挨拶をするのを忘れずに。新しいキャリアのスタートです!