会計事務所の顧問先である中小企業や個人事業主が顧問税理士のことをどう思っているのか本音を聞く機会はあまりありません。今回、複数の中小企業や個人事業主・フリーランサーに顧問の税理士や会計事務所をどう思っているのか、匿名で伺ってみました。ケース7では、総祖父の代から同じ会計事務所にお世話になっておられる法人様のケースを取り上げます。
ケース7:曽祖父の代から付き合っている会計事務所です
- 地域:非公開(地方都市)
- 事業形態:法人
- 業種:非公開
1:現在、契約している顧問税理士or会計事務所の概要
契約している会計事務所は地方都市に事務所を構えている、全部で約20名程度の規模の会計事務所です。担当の公認会計士は年齢70代の男性で、近年担当公認会計士に同行している副担当者は40代の男性です。
会計事務所は自宅からやや遠方ということもあり、定期的に自宅へ訪問してきてくれるスタイルのため当方は非常に助かっています。最近ではファイナンシャルプランナーの資格を取得した事務員などもおり、他の顧客にむけて資産管理の提案なども行っているとのことです。
2:税理士や会計事務所をどのように探したのか?
先方事務所とは曽祖父の代からの古い付き合いがあり、以降現在に至るまで、代が変わっても継続してお世話になっています。
3:現在の顧問税理士or会計事務所に決めた理由は何か?
既に付き合いが長いということもあり、長年に渡って当方の状況を継続して見続けてくれているため、全てを任せられるという安心感および、曽祖父の頃から培ってきた関係が続いていることでお互いを信頼し合えているという点から、現在まで変わらずにお世話になり続けています。
4:現在の顧問税理士or会計事務所への評価
現在の公認会計士の方が担当となってからもう長いのですが、こちらの代が変わったときにも、これまで一度も担当の公認会計士が変わることなく見続けてきていただいているため、全て信頼してお願いすることが出来る点にとても満足しています。担当の公認会計士の方は現在まだまだバリバリの現役ですが、70代という年齢的な部分もあるために、近年では訪問する際に副担当の公認会計士が同行するようになりました。一度に2人がかりで作業を行ってくれている為、より効率的に事務を進めることが出来ているようです。
また、副担当の公認会計士については、担当公認会計士の実の子息で同会計士事務所の次期所長ということもあり、今後も継続して当方の顧問を続けてくれるということに非常に安心していますし、担当の公認会計士の方と同様にとても信頼のおける人柄のであることから、満足しています。また、会計事務所自体は比較的若い年代の方も毎年採用されているようで、最近ではファイナンシャルプランナーの資格保有者やその他の金融関係資格の保有者などもいて公認会計士および税理士業にとどまることなく、顧客に向けたサービスの拡充に力を入れているなど、常に新しい風が吹き込んでいて、とても風通しのよい雰囲気である点も魅力に感じています。