会計事務所の転職活動では何に注意すれば良いのでしょうか?
あなたに合った会計事務所を見つけるためにの大切な5つのポイントを解説します。
会計事務所に就職・転職する際にご活用下さい。
会計事務所の転職活動でチェックするポイントは下記の5つです。
- 担当する仕事や顧客の内容
- 所長税理士の人柄や経歴
- 税理士試験勉強と仕事に関する考え方
- 労働時間&残業時間
- 給与・年収
1:担当する仕事や顧客の内容
会計事務所という専門性の高い職場で働くからには仕事内容も気になります。特に、スキルアップを希望して転職活動を行っている人は仕事内容は要チェックな項目です。
その際に、下記の3つの点を意識して確認しましょう。
- どのような内容を
・・・記帳、決算書作成、税務申告書作成、税務相談、コンサルティングなどどんな内容なのか
- どのようなポジションで
・・・主担当、副担当、補助担当などどの位置づけなのか
- どのような顧客に対して行うのか
・・・法人なのか、個人事事業者なのか、法人ならどんな業種のどれくらいの規模の法人なのか
会計事務所の仕事は同じような内容に見えても、上記の3つの組み合わせで経験できる内容も、身につくスキルも大きく異なってきます。
2:所長税理士の人柄や経歴
会計事務所は従業員数名の小規模なところが多いだけに、所長税理士の人柄が事務所の雰囲気に大きく影響します。また、所長の経歴によって顧客に提供しているサービスの内容やレベルも異なってきます。面接などを通じて、所長税理士の人柄や経歴、過去の経験などを確認してみましょう。
一般的には下記のような点を確認すると良いでしょう。
- 所長のこれまでの経歴・・・どんな会計事務所でどんな仕事をしていたのか
- 所長の仕事内容・・・営業中心か実務中心か
- 所長の経営方針・・・顧客、従業員、専門性、お金など何を大切に考えているのか
3:税理士試験勉強と仕事に関する考え方
会計事務所で働いている方の中には税理士試験を受験されている方も少なくないでしょう。税理士試験の勉強と仕事を両立できるかどうかは要チェックです。
ただし、正社員でそこそこの給料をくれながら試験勉強を優先させてくれる会計事務所はほとんどないということは理解しておきましょう。(アルバイトや時短社員などの制度で両立させてくれる会計事務所はありますが、その分、仕事も事務処理寄りとなり経験はあまり身につかないことがあります。)
一般的には、正社員勤務で週に1日程度、平日の終業後に専門学校に通わせてくれる程度のサポートが一般的と考えましょう。
4:労働時間&残業時間
会計事務所に限らず仕事のボリュームや残業時間は気になるところです。 しかし、面接で「残業時間はどれくらいですか?」とは聞きにくいもの。
そんな時は「仕事のイメージをつけたいので、みなさんが閑散期と繁忙期でそれぞれ何時くらいに出社して何時くらいに帰られているか教えてもらえますか?」と言った聞き方をしてみましょう。だいたいの労働時間がわかるはずです。
5:給与・年収
残業時間などと並んで給与や年収もみなさんの気になるところでしょう。
年収を確認せずに入社する人は少ないとは思いますが、たまにあるトラブルが「入社前に聞いていたのと給料が違う!」ということです。
そういったトラブルを回避するためには内定時に「給与条件通知書」をもらいましょう。書面で給与額を確認しておくことでトラブルを回避することができます。(会計事務所によっては内定通知書に給与が記載されている場合もあります。)
以上、5つポイントを意識しながら就職・転職活動を頑張ってください。