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みなさんはこんな経験をしたことがありませんか?
「売上げは上がっているのに利益が残らない」
「月末にキャッシュ残が少ないことに気づいて焦る」
これらは、経営数字を見ていないことが原因です。会計・財務に苦手意識があるという理由で毎月の財務状況の確認を避けてしまっている方は、とても”損”をしているかもしれません。
経営者にとって、会社の財務状況を見ることは非常に重要です。
なぜなら、経営を数字で見ていないと、経営上の課題を見逃してしまうリスクがあるからです。売上を把握するだけでは数字を見ているとは言えません。経営状況を定量的に把握できてこそ、数字を見ていると言えるのです。
本日は、bixid(ビサイド)というツールを活用して、会社の経営状況を簡単に把握する方法について解説します。
まずはビジュアル的に把握しよう
今回は、bixidの「モニタリング」機能を活用します。
前月・前年同月という過去実績はもちろん、作成した経営計画との予算比較をすることが可能です。
比較対象月を選択すると、このような損益ダイジェストを見ることができます。当月実績と比較対象月の単月と累計の比較だけでなく、増減率の確認も可能です。※下図では、比較対象として前月を選択しています
各ボックスの中に大きく書かれている数字は、売上高を100%としたとき、変動費が36%で限界利益が64%であることを示しています。また、各固定費の割合も表示されています。
まずはこの図を見ることで、経営状況をビジュアル的に把握してみましょう。想定より変動費や固定費がかかり過ぎていないか確認します。
気になる数字を深堀りしよう
比較対象月と比べて数字が大きくなってしまっている項目や、違和感のある項目があればチェックしてみましょう。例えば「比較対象月比でみると数字大きく違う」「売上減なのに変動費増になっている」など、数字を見ていくことで現状の課題に気づくことが大切です。
また、数字を深堀していくことで、気づいた課題が目先の経営課題なのか、それとも根本的な経営課題なのかを探っていきましょう。項目名の横にある「推移表」ボタンを押すことで、各ボックスの内訳を確認することができます。
内訳を確認し、要因を突き止めることができたら、さらにそれを詳しく深堀りしましょう。何にどれくらい費用がかかったのかを、さらに究明していきます。各数字にカーソルを合わせると出てくる「明細」ボタンをクリックして、さらに細かい内訳を確認します。
このように数字を深堀していくことで、コストの無駄や改善点が明確化されます。この情報をもとに、これからどう動くべきかを考えることで、今よりもっと効率の良い経営が可能になるのではないでしょうか。
簡単なことからやってみる
今回は経営状況を簡易的に把握する方法として、bixidで損益計算書(PL)を見る方法ついてご説明しました。
まずは、ここまでを月次でチェックできるように習慣づけてみましょう。そうすることで、会計・財務に対する苦手意識も薄れていくかもしれません。数字を見ることに慣れてきたら、キャッシュの流れや資産状況の把握まで踏み込んでチェックしてみましょう。
定量的に経営状況を把握できるようになれば、スピーディーな経営判断ができるだけでなく、経営不安の軽減にも繋がります。
会計・財務への苦手意識を払拭して、数字に強い経営者になりましょう!
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