このコーナーでは、弥生のサービスを活用して、会計事務所経営を効率化した弥生PAP会員様をご紹介していきます。
今回は、弥生の記帳代行支援サービスを活用している吉田会計事務所様をご紹介いたします。
平成19年(2007年)1月に開業された吉田会計事務所様。
南池袋に事務所を構え、医療分野に強い会計事務所として、会計税務を中心に、資金繰りなどの財務、相続など派生する課題にもワンストップでサービスを提供されています。
今回、代表である吉田先生に、弥生の記帳代行支援サービスを導入された理由や、記帳代行の入力作業において感じていた課題、また、それをどう解決されたのかを伺いました。
本記事の目次
- 今回ご紹介するサービス
- 今回インタビューした会計事務所
- 導入前の課題 -記帳代行支援サービス
- 選んだきっかけ -記帳代行支援サービス
- 導入の手順や手間 -記帳代行支援サービス
- 導入後の成果 -記帳代行支援サービス
- 使ってみた印象と感想 -記帳代行支援サービス
- 記帳代行支援サービスへの要望
- これから導入する会計事務所に向けてのメッセージ
今回ご紹介するサービス
弥生の記帳代行支援サービス
会計事務所の記帳代行業務を自動化・効率化するサービスで、弥生PAP加入の会計事務所が利用できます。
記帳代行支援サービスでできること
紙証憑のデータもインターネットバンキングのデータも、弥生の記帳代行支援サービスを利用して自動で仕訳に変換することで、会計事務所の記帳代行業務を自動化・効率化します。納品された仕訳は、「弥生会計AE」で、仕訳と元の紙証憑の画像を同時に確認可能です。
記帳代行支援サービスの特徴
- 証憑データのお預かりから1営業日で納品
- 入力・確認・修正にかかる工数を減らし、相談などの付加価値業務の時間を増やせる
- 担当者ごとの品質バラつきやミスも減らせる
記帳代行支援サービスの料金や詳細については、下記をご確認ください。
今回インタビューした会計事務所
吉田会計事務所
平成19年(2007年創業)、東京都豊島区南池袋に事務所を構える。医療系機関(病院、歯科医院、介護事業所など)の、記帳指導業務、税務申告業務、法人設立支援、給与計算業務、経営計画作成支援、相続税申告業務のほか、他業種にも幅広く対応。法人80件と個人事業主120件超の顧問先にサービスを提供している。関東近辺に対応。
代表者:吉田 剛(税理士・CFP・宅地建物取引主任者・日税不動産鑑定士会会員)
事務所概要
- 事務所の人員数:7名(税理士、パート含む)
- WEBサイト: http://www.office-yoshida.com/
- 顧問先数:約200件(法人80件・個人120件)
- 顧問先の売上高:5千万円~1億円
- 使用会計ソフト:弥生会計
- 顧問先が使用している会計ソフト:弥生会計
- 記帳代行支援サービスを使い始めた時期:2021年7月
- サービスの方針:
- 都内~関東近郊の個人や法人に、記帳代行から税務申告までを基本的なサービスとして対応。
- 税務会計に関するサービスを提供するなかで、そこから派生する財務(資金繰り・融資など)や相続などにも対応。
- 何か相談や困りごと、トラブルなどがあった際に「吉田会計事務所に電話を貰えれば解決する」という存在でお客様と接している。
- 事務所経営における方針:
- 大きく拡大はしないが、所長がカバーできる範囲でスタッフを増やしていくスタンス。
- 顧客のうち7割が病院・歯科・介護などの医療系。(注力はしているが特化をしているわけではない。)
※事務所概要は記事公開時点での情報です。また、2022年4月27日に行われたインタビューを元に執筆しています。
導入前の課題 -記帳代行支援サービス
―吉田先生の事務所では、記帳代行業務をどのような体制で行っていますか?
1件のお客様に対して担当者が、記帳から決算、税務申告書作成まですべてを担当する形をとっています。そのため、特に入力(記帳代行)専門の担当は設けず、各担当者が担当のお客様の記帳を行っています。
―記帳代行支援サービスを導入する前はどのような課題を感じていましたか?
当事務所のお客様の7割はお医者様で、個人事業主として開業している方が多く、税務申告が確定申告シーズンに集中しています。
そのため、平常時の業務はこなせていても、確定申告時期になると業務量が一気に増え、残業が続いていたため、確定申告時期の忙しさを何とかしなければならないと思っていました。
また、当事務所は、限られたスタッフで運営しているため、もし急にスタッフが退職や休職した場合、忙しさが大きく左右されるため、リスクヘッジできる手段が必要だと感じていました。
会計事務所の業務には機械的にこなせるものもあり、そういった業務は人がやらないほうがミスも減るので、機械で置き換えられないかとも考えていました。
- 個人開業医が顧客に多く、確定申告時期に業務が偏り、残業が続いていた。
- 繁忙期のスタッフの労働環境を改善したいと考えていた。
選んだきっかけ -記帳代行支援サービス
―今回、弥生の記帳代行支援サービスの導入を決めたポイントはありますか?
10年以上前になりますが、独立前に勤務していた会計事務所で使っていた他社のサービスがあり、最初にそれが思い浮かびました。しかし、そちらは現在、新規契約は受け付けていないとのことで、どこか他に良いところはないかと探していました。
ネットで検索するなど、いろいろ情報を集めている中で、弥生会計を使っている友人の税理士事務所がCSVでの取り込みを活用していると聞き、手入力が無くなれば楽になるのではないかと考えて、それを試してみたいというところから始まりました。
弥生の記帳代行支援サービスの情報を見て、弥生のサービスなら弥生会計と相性が良く使いやすいだろうと思い申し込みました。
- 人に左右されない体制を作るために、記帳代行支援サービスを利用しようと考えた。
- 弥生の記帳代行支援サービスなら弥生会計と相性が良いと思った。
導入の手順や手間 -記帳代行支援サービス
―初めはどのようなお客様から導入しましたか?
無料体験期間で数社の顧問先に試してみたのですが、思った以上に導入しやすかったです。
―最初の印象はどのような感じでしたか?
導入に際しては、スタッフ皆が非常に協力的に取り組んでくれました。
いつもは、私が何か新しいことをやりたいと提案しても、スタッフが動いてくれないことが多かったのですが(笑)、記帳代行支援サービスの便利さがすぐ分かったのだと思います。
今は、スタッフ全員が記帳代行支援サービスを使っていて、スタッフ同士で課題や解決策について自発的に話し合い、よりスムーズに使えるように工夫するなど、積極的に活用してくれています。
―システムの使い方は、スムーズに理解できましたか?
操作方法は画面を見ればすぐに分かるようになっていて、取り込みで迷うことはありませんでした。
ただ、取り込み後の確認や帳票の出力形式など不明点もありました。
困ったときは、すぐ弥生の営業担当の方に電話して相談していました。今思い返しても申し訳ないくらい電話していた時期もありましたが(笑)、非常に親切に対応していただいたので、スムーズに導入することができました。
- スタッフが積極的に導入に協力してくれた。
- スタッフが自発的に業務効率化について考えるようになった。
- 弥生の営業担当のサポートが手厚く、スムーズに導入することができた。
導入後の成果 -記帳代行支援サービス
―以前は残業が常態化していたというお話でしたが、記帳代行支援サービス導入後は何か変化はありましたか?
残業時間の削減はもちろんのこと、納期に対するストレスが無くなり、精神面での変化を一番感じています。
以前は、年1回の決算や、新規案件、急ぎの案件などは、資料を入手しても入力する時間が取れず、焦りを感じていました。「今月は通帳を入力するためにあと何時間かかる」、「仕訳がひとつも入っていなくてゼロの状態のままだ」というプレッシャーは大きかったです。
弥生の記帳代行支援サービスは、アップロードが済めば、その時点で6~7割が完成したという感覚があります。仕訳が全く入っていない状態が無くなり、納期に対するプレッシャーから解放されました。
スタッフも「楽になった」と言ってくれています。弥生のサービスのおかげで、働きやすい環境に変われたのだと実感しています。
- 「入力ができていない」というプレッシャーが無くなり、精神面での負担が大きく減った。
- スタッフの労働環境が改善できた。
使ってみた印象と感想 -記帳代行支援サービス
―記帳代行支援サービスの値段については、いかがですか?
もっと安い料金で記帳サービスを提供しているところもありますが、弥生が品質の高いサービスを提供してくれることのほうがありがたいと思っています。料金がどうと言うよりも、我々にとって弥生の記帳代行支援サービスは、もはやなくてはならない存在です。
―記帳代行支援サービスの成果物の品質についてはいかがですか?
取り込んだ仕訳の確認作業はスタッフが行っていますが、とても評判が良いです。
スタッフはもう手入力には戻れないと言っていて、弥生がサービスを提供し続けてくれる限り、使い続けたいです。
- 料金よりも、品質が高いことに満足している。なくてはならないサービスだと感じている。
- 品質についてスタッフからの評判も良い。
記帳代行支援サービスへの要望
―記帳代行支援サービスの内容についてご要望はありますか?
愛用している弥生のサービスがさらに使いやすくなって欲しいという気持ちで、1点お願いがあります。
弥生のサービスには、弥生会計、弥生マイポータル、弥生証憑アップローダーの3つのインターフェイスがあり、使いたい機能によって、ソフトを開いたり、インターネット上でログインしたりします。
ですが、インターフェイスが複数あると、どこからスタートすればよいのか分からなくなるときがあります。
可能であれば、弥生会計からスタートできるように統一してもらえると使い勝手が良くなるので、ご検討いただけたらと思います。
また、現状の記帳代行支援サービスは売上の請求書が取り込めないので、確定申告時期に大量の請求書を手入力しています。売上の請求書が取り込めるようになると嬉しいです。
- 複数あるインターフェイスを弥生会計に統一して欲しい。
- 記帳代行支援サービスで売上の請求書を取り込めるようにして欲しい。
これから導入する会計事務所に向けてのメッセージ
―記帳代行支援サービスを導入して、今後の展望はありますか?
記帳代行支援サービスを使うようになってから、人に依存することがなくなり、納期に対して、スタッフも私も精神的にゆとりが持てるようになりました。快適に働ける環境ができたと思います。
また、資料を送っておけば仕訳まで出来上がるので、担当替えによる引き継ぎ作業も少なくて済みます。将来的になかなか人が採用できないということがあっても、記帳代行支援サービスがあれば心強いです。
―導入を検討している会計事務所の皆さまに向けて、メッセージをお願いします。
会計事務所の顧問料は下落傾向であり、このような時代に多くのスタッフを抱えるのは大変です。
また、税理士1人の事務所と大規模な会計事務所との二極化が一層進んでいますが、スタッフがいない1人事務所ほど、自分の手足になるサービスとして、弥生の記帳代行支援サービスを導入するメリットは大きいと思います。
私自身、開業当初から15年間、手入力で頑張ってきましたが、もっと早く記帳代行支援サービスに出会えたら、スタッフの悩みに相談に乗ったり、スタッフの教育も行ったりと、もっと他にやりたいことに時間が当てられたのではないかと思います。
―本日は、貴重なお話をありがとうございました。
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転載元:記帳が7割終わったところから始められる安心感。弥生の記帳代行支援サービスで余裕が生まれた-吉田会計事務所 様【PR】(公認会計士ナビ)