このコーナーでは、弥生のサービスを活用して、会計事務所経営を効率化した弥生PAP会員様をご紹介していきます。
今回は、弥生の記帳代行支援サービスを活用している大森順子税理士事務所様をご紹介いたします。
平成28年(2016年)1月に開業された大森順子税理士事務所様。
さまざまな経営スタイルの税理士事務所がある中で、大森順子税理士事務所様は、従業員を雇わず税理士お一人で、ご活躍されています。
そんな大森先生が、弥生の記帳代行支援サービスを導入された理由とは?仕事と育児や家事との両立で感じていた課題、また、それをどう解決されたのかを伺いました。
本記事の目次
- 今回ご紹介するサービス
- 今回インタビューした会計事務所
- 導入前の課題 –記帳代行支援サービス
- 選んだきっかけ –記帳代行支援サービス
- 導入の手順や手間 –記帳代行支援サービス
- 導入後の成果 –記帳代行支援サービス
- 使ってみた印象と感想 –記帳代行支援サービス
- 記帳代行支援サービスへの要望
- 記帳代行支援サービスを検討している会計事務所へのメッセージ
今回ご紹介するサービス
弥生の記帳代行支援サービス
会計事務所の記帳代行業務を自動化・効率化するサービスで、弥生PAP加入の会計事務所が利用できます。
記帳代行支援サービスでできること
紙証憑のデータもインターネットバンキングのデータも、弥生の記帳代行支援サービスを利用して自動で仕訳に変換することで、会計事務所の記帳代行業務を自動化・効率化します。納品された仕訳は、「弥生会計AE」で、仕訳と元の紙証憑の画像を同時に確認可能です。
記帳代行支援サービスの特徴
- 証憑データのお預かりから1営業日で納品
- 入力・確認・修正にかかる工数を減らし、相談などの付加価値業務の時間を増やせる
- 担当者ごとの品質バラつきやミスも減らせる
記帳代行支援サービスの料金や詳細については、下記をご確認ください。
今回インタビューした会計事務所
大森順子税理士事務所
平成28年(2016年創業)、東京都八王子市に事務所を構える。クライアントは、法人10件と個人事業主10件程度。八王子市を中心に対応。顧客規模は個人事業主から売上高1億円程度まで幅広く、「お客様とともに成長し、信頼できるパートナーでありたい」というスタンスで、地域に密着したサービスを提供する。
代表者:大森順子(税理士)
大学時代に税理士を目指し勉強を始める。
大学卒業後、個人の税理士事務所に勤務。平成20年に官報合格。
その後、大手外資の税理士法人に勤務し、国内の法人申告業務に従事。1人目の妊娠を機に、退職。
長男が一歳の時に、パートで中堅の税理士法人に勤務し、国内の法人や個人の申告業務、相続業務に従事。2人目の出産を機に、子育てのことを考え地元の八王子で開業を決意し、平成28年に大森順子税理士事務所を開業。
事務所概要
- 事務所の人員数: 1名
- WEBサイト: https://omori-tax.com/office
- 顧問先数:約20件(法人約10件・個人約10件)
- 顧問先の売上高:1千万円~1億円(法人顧客)
- 使用会計ソフト:弥生会計のみ
- 顧問先が使用している会計ソフト:マネーフォワード、freee
- 記帳代行支援サービスを使い始めた時期:2021年2月頃
- 記帳代行の比率:顧問先の9割
- サービスの方針:
- 月に1回、ZOOMや対面での面談を基本とし、できる限りお客様とコンタクトをとることで、コミュニケーションを心がけている。
- なんでも相談できる、また安心してもらえるよう心がけている。
- 事務所経営における方針:
- 地元のお客様とつながりたい、地元密着型。
- ワークライフバランスを重視。
※事務所概要は記事公開時点での情報です。また、2021年7月30日に行われたインタビューを元に執筆しています。
導入前の課題 –記帳代行支援サービス
―大森先生の事務所では、従来は記帳代行業務をどのように提供していましたか?
当事務所では、資料回収の方法として、お客様のスマートフォンに、弥生のレシート取込アプリをインストールしてもらい、お客様がスマートフォンで撮影したレシートの画像をアップロードしてもらっていました。
レシート取込アプリで取り込んだ画像は、スマート取引取込に入り自動仕訳されるのですが、仕訳としてうまく読み込めないものや、通帳などレシート以外の紙の資料などは、手入力で記帳していました。
繁忙期にはかなり作業量が多くなるので、入力作業のアルバイトをお願いしていました。
―記帳代行支援サービスを導入する前はどのような課題を感じていましたか?
レシート取込アプリをスマート取引取込に連携していましたが、正確に読み取れないものも発生していたため、私自身が手入力で打ち直すこともありました。
また、通帳やクレジットカードの明細も手入力していましたが、単純な取引を一本ずつ入力しなければならず、大量に入力していると間違えることもあり、記帳に時間がかかっていました。
さらに、お客様は自身のご都合の良いタイミングでこちらに資料を送られますので、資料が届いたタイミングで私の手が空いていないことも多く、期日がある仕事でもあるため、お客様から資料が届いたらすぐ入力しなければならないということも多々ありました。
そのため、子どもが小さいときには寝かしつけてから夜中に起きて仕事をしたこともありましたし、資料が届くと急に忙しくなってしまい、時間に追われていました。
- レシート取込アプリでは自動仕訳がうまく生成できないケースも生じていた。
- 手入力特有の入力ミスが起きてしまい、記帳に時間がかかっていた。
- お客様から資料が届いたタイミングで入力作業を行わなければならないので、資料が届くと急に忙しくなってしまっていた。
選んだきっかけ –記帳代行支援サービス
―今回、弥生の記帳代行支援サービスの導入を決めたポイントはありますか?
弥生さんからDMが届き、記帳代行支援サービスが始まったと知りました。
以前から、他社の記帳代行サービスがあることは知っていたのですが、当事務所では弥生会計しか使っていなかったので、他社のサービスを使うことは考えていませんでした。
また、ちょうどDMが届いた頃に、業務量が増えてマンパワーで記帳することに限界を感じ始めていたので、タイミングがうまくマッチしたこともあり、迷わず導入を決めました。
- 弥生会計しか使っていなかったため、弥生からサービスが出たら使いたいと思っていた。
- 手入力で記帳を行うことに限界を感じていた。
導入の手順や手間 –記帳代行支援サービス
―2月という繁忙期直前に新しいサービスを導入することについて、躊躇や導入のデメリットはありませんでしたか?
確定申告のタイミングでしたが、未入力の資料がちょうど手元にあり、スキャンスナップも持っていたので、無料体験プランを利用して試してみようと思いました。
自分で入力すると2,3日かかったかもしれませんが、弥生の記帳代行支援サービスに依頼すれば、入力にかかっていたはずの時間で別のことができると思い、躊躇なく導入しました。
―初めはどのようなお客様から導入しましたか?
最初はレシートが多いお客様2,3件で試して、効率が良いことを実感しました。導入時は、弥生の営業担当の方にフォローしてもらって、色々と質問しながらスムーズに導入することができました。
―記帳代行支援サービスを導入して、お客様との資料のやり取りなど、業務の流れに何か変化はありましたか?
以前は、レシートについては、お客様がスマートフォンで撮影して、レシート取込アプリに画像をアップしてもらい、それ以外の紙の証憑は郵送してもらうこともありました。
記帳代行支援サービスを導入してからは、資料がデータ化されていると証憑アップローダーへの取込が効率的に行えるので、より多くの資料をデータで集められるように、回収方法をお客様と一緒に考えながら進めています。
レシート取込アプリは引き続き利用していますが、通帳やクレジットカード明細をスマートフォンで撮影してLINEで送ってもらったり、Dropboxに保存してもらったりしています。
当事務所のお客様は比較的若い方が多いので、スマートフォンを使った作業も協力してもらいやすいのではないかと感じています。
- より多くの資料をデータで集められるように工夫し、改善した。
- 弥生 レシート取込アプリ、LINE、Dropboxを利用して、資料はデータで受け取っている。
導入後の成果 –記帳代行支援サービス
―記帳代行支援サービス導入後は何か変化はありましたか?
記帳業務の時間が減り、労働時間がかなり減りました。
また、以前は繁忙期だと私一人では手が回らず、アルバイトも頼んでいましたが、作業の内容をいちから説明をしなければなりませんでした。記帳代行支援サービスでは、夜6時までに頼んでおけば、翌営業日には仕訳が納品されるので、アルバイトに説明する手間もかからず、効率化が図れました。
そして、空き時間ができたため、営業活動をはじめとした別の仕事ができるようになり、新規のお客様も増やすことができました。
以前は、時間が足りなくて、新規のお客様を増やすことに抵抗がありましたが、記帳代行支援サービスを導入してからは、新規の契約を受けることが怖くなくなりました。
弥生の記帳代行支援サービスによって1日あたり約3時間の労働時間を削減
- 労働時間が大幅に減った。
- 記帳代行による負担が軽減されたので、契約することに前向きになれた。
- 時間に、そして、気持ちにも余裕ができたので、営業活動にも取り組むことができ、新規のお客様とご契約できた。
使ってみた印象と感想 –記帳代行支援サービス
―記帳代行支援サービスの使い勝手や、成果物の品質についてはいかがでしたか?
以前使っていたレシート取込アプリと比較すると、仕訳の精度が高く、とても使いやすいと感じています。現在は記帳代行を受けているすべての顧問先で、サービスを導入しています。
―記帳代行支援サービスの値段は、高いと思いますか、それとも安いと思いますか?
以前、繁忙期にアルバイトを頼んでいたときは、同じぐらいの仕訳本数で月に6~7万円程度の人件費がかかっていたと思いますので、記帳代行支援サービスは人件費よりも安い料金で抑えることができて、コストパフォーマンスは良いと思います。
また、アルバイトの方に業務を説明する手間を考えても、弥生のサービスのほうが断然良いと感じています。
- 人件費よりも安く抑えられて、手間がかからず、コストパフォーマンスが良いと感じている。
記帳代行支援サービスへの要望
―記帳代行支援サービスの内容についてご要望はありますか?
当事務所では、前述の通り、以前から、弥生のレシート取込アプリを活用していました。
このレシート取込アプリと記帳代行支援サービスの証憑アップローダーが連携されるとより便利になると感じています。
レシート取込アプリでは、お客様がスマートフォンでレシートを撮影して、画像をレシート取込アプリにアップロードすると、取り込んだ画像が弥生会計のスマート取引取込に流れて証憑となり、自動仕訳されます。
その際、自動仕訳でそのまま取り込めない画像があると、選択肢としては、手入力で修正するか、または、一度、画像をダウンロードして証憑アップローダーに再度アップするというふたつの方法があります。
前者に関しては、極力、手入力は減らしたいですし、後者に関しては、ひとつずつダウンロードして証憑アップローダーにアップすることは煩雑です。
そこで、自動仕訳で取り込まれなかった画像がそのまま証憑アップローダーに取り込まれて、記帳代行支援サービスを利用できるようになれば、より効率が上がるのではないかと思います。
- 自動仕訳されなかった画像は、レシート取込アプリから直接、証憑アップローダーに取り込まれるようにして欲しい。
記帳代行支援サービスを検討している会計事務所へのメッセージ
―記帳代行支援サービスを導入し、時間に余裕ができたとのことですが、今後の展望はありますか?
以前、手入力していた頃は、時間が足りなくて新規のお客様を増やす余裕はありませんでしたが、時間ができたおかげで新規契約に前向きになれるようになりました。
今は、AIなどのテクノロジーを活用しながら、自分一人の力でどこまで事務所を大きくできるのか限界を探しているところです。
そのために、記帳代行支援サービスのおかげでできた余力を使って、土台作りをしたいと思っています。
そして将来的には、記帳代行支援サービスを積極的に活用しながら、事務所を大きくしていきたいと考えています。
―導入を検討している会計事務所の皆さまに向けて、メッセージをお願いします。
弥生の記帳代行支援サービスは、アルバイトを雇う人件費よりも安く、労力も時間もかからず、メリットがたくさんあります。無料体験プランもあるので、勇気を持って試してみて欲しいです。
また、わからないことがあっても、サポートの方が丁寧に教えてくれ、とても心強いです。
記帳代行支援サービスは、新たな業務を拡大するための時間、寝る時間、家事の時間、色々な時間を創出できるとても魅力的なサービスです。試してみて損はないと思います。
―本日は、貴重なお話やご意見をありがとうございました。
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転載元:弥生の記帳代行支援サービスで営業活動の余力も!ひとり会計事務所の可能性が広がる-大森順子税理士事務所 様【PR】(公認会計士ナビ)