ヒアリングやコンサルティングは会計士、税理士の主要なスキルであり、このスキルのレベルが業務の質に直結すると言っても過言ではありません。
ヒアリングは話の聴き方が重要、コンサルティングは知識やノウハウを教えることが重要、そう思われている方も多いのではないかと思います。
ただ、それ以外にヒアリングやコンサルティングの精度を大きく左右する要素があります。
それが「質問」です。
ヒアリングにおいては質問の仕方次第で話していただける話の内容や深さは大きく変わります。
コンサルティングにおいては質問を重ねて状況を正確に把握しないと、提案する知識やノウハウは的外れなものになってしまいます。
そのため、ヒアリングやコンサルティングの精度は、質問の力をどこまで活用できるかがカギを握ると言っても過言ではありません。
質問には主に次のような力があります。
- 会話の流れをコントロールできる
- 相手に関心を示し、認めることができる
- 相手に思考させることができる
- 相手の感情を変えることができる
- 相手と関係を深めることができる
- 相手から欲しい情報を引き出せる
これらの質問の力を活用できるようになると、ヒアリングやコンサルティングの精度は着実に上がっていきます。
この質問の力に関しては、日本経営心理士協会が主催する経営心理士講座で体系的に学ぶことができます。
この講座は質問のスキルを重視した内容となっており、6種類の質問の力について体系的に学べることから、多くの会計士、税理士の方が受講されています。
また、この講座では数多くの成果が出ていることから、金融庁でもその内容が認められ、職員研修に導入されています。
また、公認会計士協会や税理士会の認定研修でもこの講座の内容が導入されており、その影響もあって、今、経営心理士講座を受講し、経営心理士を目指す会計士、税理士が増えています。
経営心理士講座とは?
講座の概要
経営心理士講座は、1,000件超の経営相談事例を基に、業績を伸ばしている会社や、ビジネスで高い成果を出している経営者・ビジネスマンの共通点を分析し、なぜ成果が出ているのかについて心理学的に理解し、その内容を自社のビジネスやコンサルティングに活かすことで、ビジネスの成果を高めることを目的とした講座です。
この講座を修了すると「経営心理士」の資格が認定されます。
カリキュラム
- 経営心理入門(信頼と影響力の心理)
- ビジネスコミュニケーション心理士コースクラスA、クラスB
- 顧客心理士コースクラスA、クラスB
- 組織心理士コースクラスA、クラスB
- コンサルティング心理コース
公認会計士や税理士の「コンサルティング・ヒアリング力の強化」に役立つカリキュラム
上記のカリキュラムの中で、特に以下がヒアリングやコンサルティングの質を高め、監査や税務、コンサルティング業務の成果を高めることに繋がる内容であることから、今、多くの会計士、税理士の方が受講されています。
経営心理入門(信頼と影響力の心理)
傾聴が持つ影響力の大きさを理解し、聴くことを通じて話し手に影響力を発揮していくスキルを学びます。
ビジネスコミュニケーション心理士コースクラスA
6種類の質問の力を活用し、人間関係作り、説得、交渉、コンサルティング等のスキルを上げる内容となっています。
受講された士業の皆様の声
経営心理士講座を受講された士業の方からは次のような声が届けられています。
上場企業を含む複数の会社の社外役員として関われるようになり深い助言ができるようになりました。
浅川綜合会計事務所 浅川 弘樹 さん
顧客心理コース クラスB受講
私は、この講座を受講したおかけで、上場企業を含む複数の社外役員として、クライアントと関わることができました。 受講前は、自分の経験と知識のみを武器にクライアントの相談に乗っていましたが、この講座を受講した後は、経営心理の内容を基に人の心理も考慮した、より深いアドバイスができるようになりました。
経営者の悩みは行きつくところ、お金の問題も含めて「人」の問題です。そして、その「人」の問題は、経済合理的な答えだけではない、というのが奥深いところでもあります。だからこそ、「人」の問題をテーマにしているこの講座の効果が発揮されるところだと実感しています。経営と心理について、体系的かつ効率的に学べる場所は、この講座以外にあまり見たことがありません。 AI等々が台頭する昨今において、「人」の問題というテーマに深い思考ができるようになったこの講座に、感謝しています。
上場企業はじめ複数のコンサル契約がとれるようになりました。学んだ内容が大いに役立っています。
公認会計士、税理士、社会保険労務士 辻 政至 さん
顧客心理コース クラスA受講
私は公認会計士、税理士、社会保険労務士として税務と労務に関する業務を行っております。その中で手続業務はいずれAIに奪われるだろうという不安を抱えていました。また、労務の問題については法律的な助言のみではなかなか根本的な解決には至りませんでした。
しかし、この講座を学び、“感情”を問題解決の検討要素に入れることで根本的な解決に至るケースが出るようになり、そのための組織作りを経営者と一緒に進めていくことができるようになりました。組織において人の悩みは尽きることがなく、こういった関わり方ができるようになると、次から次へとご相談をされるようになります。
その結果、士業としてではなく、コンサルタントとしても上場企業をはじめとして、複数の顧問契約を結んでいただけるようになり、より深く顧問先の経営に携われております。この講座では多くの事例についても学ぶことができるので、コンサルタントとして解決策を提案する際の自信にも繋がっています。
講座で学んだメニューを作ったところ、7件のお申し込みをいただきました。コンサル事業の教科書になっています。
税理士法人ウィズ 税理士 橋本 秀明 さん
コンサルティング心理コース受講
私は主に中小法人向けに税理士業務のほか財務コンサルティングを提供していますが、これまでコンサルティング契約は税務顧問先への提案のほか財務に関するセミナー開催後の個別相談からという獲得方法だけでした。そのような中で他のコンサルタントはどのようにサービス提供をしているか?また、どのように契約を獲得しているか?を知ることができると聴きこの講座を受講しました。
始めに講座で学んだ単発型メニューを作り、セミナー後の導線に加えたところ7件のお申し込みをいただき、その内1件からは継続型のコンサルティング契約を獲得できました。メニューの型ごとに例示や収益化のポイントが学べ、自分に適したメニュー作りが出来たと思います。また契約の獲得方法だけでなくコンサルティングが始まった後にクライアントに成果を上げてもらうやり方やサービスの価値を感じてもらう方法も学べ、既存契約の継続にも活かされています。
私にとってこの講座のテキストはコンサルティング事業を拡げていくための教科書です。
その他の声
講義で習った話の聴き方をすると顧問先から様々な経営の相談をされるようになり、質問のスキルを活かしたコンサルティングをしたところ、役員就任を依頼され、3,000万円の役員報酬を得るようになった。
学んだコンサルティングスキルを活かした営業を展開したら顧問契約が2件から23件に増え、新事業も立ち上げた。AIに手続業務を奪われても大丈夫と自信がついた。
質問で仲を深める対話法を活用したところ、短時間でお客様と意思疎通を図れるようになり、これまで話してくれなかった内容まだ話してくれるようになった。
質問のスキルをヒアリングの際に活用したところ、お客様と人間対人間の関係が築けるようになり、こちらからの依頼もスムーズに聴いてくれるようになった。そのため、業務効率が大きく上がった。
この講座を受講したおかげで上場企業を含む複数の会社の社外役員として関われるようになり、人間の心理も考慮した深い助言ができるようになった。
講座で学んだ内容を活かしてコンサルティングをすることでお客様が動いてくれるようになったことから、成果が出やすくなり、コンサルティングの現場で大いに効果を発揮している。
経営問題の根本解決ができるようになり、上場企業はじめ複数の会社の顧問に就任。経営心理士会議のケーススタディはコンサルティングにとても役立っている。
数字の専門家である会計士、税理士が、人間の原理原則である心を学ぶことで経営判断のための数字を駆使できるようになるため、両輪を兼ね備えた経営者にとっての真のパートナーになれることをこの講座を受講して実感した。
体験講座(ZOOMでの講座説明会)について
経営心理士講座は講座説明会である体験講座を随時開催しています。
体験講座では、経営心理士講座のダイジェストをお伝えします。経営心理士コースにご興味をお持ち頂いている方のために、コースのエッセンスを約2時間にまとめた簡易セミナーであり、ZOOMでの開催となりますので、自宅からお気軽に参加が可能です。
ご興味ある方は体験講座にご参加いただき、経営心理士講座や経営心理士の資格について理解を深めていただければと思います。
体験講座講義予定内容
コンサルティングと質問の心理
- コンサルティングの成果は質問で決まる
- 初回相談から契約に繋げる9種類のメニュー
- 質問を重ねるだけで問題を解決するスキル
- 会話はどのようにして弾んでいくのか
経営心理学の売上の伸ばし方
- 脳の構造から考える効果的な説得の方法
- トップセールスマンに共通する提案方法
- 名刺交換から成約までの導線を設計する
- 成約率を大きく高める質問の使い方
部下と組織を成長に導く影響力の心理
- 人を動かす影響力の2つの構成要素
- 部下との関係を深める対話の進め方
- 部下のやる気はどのようになくなるのか
- 継続的成長に向けた組織作りの手順
感情の性質を理解し、自分を動かす
- 学びを行動に移すための感情の克服法
- 生じる感情はすべて自分が決めている
- 感情を調整する3つのアプローチ
- 人生の分岐点はどのように訪れるか
講師
一般社団法人日本経営心理士協会:代表理事
藤田 耕司
経営コンサルタント、公認会計士、税理士、心理カウンセラー
大学受験の失敗を機に、19歳から記憶力向上のため脳と心理の理解を深め、早稲田大学に合格。2004年、公認会計士試験に合格し、同年、有限責任監査法人トーマツに入社。監査法人での業務に従事する一方で、心理学の学びを深め、心理カウンセラーやNLPをはじめとした複数の心理系資格を取得。
2011年に監査法人トーマツを退職し、独立後、一般社団法人日本経営心理士協会、FSG税理士事務所、FSGマネジメント株式会社を設立。労務問題から採用、評価、営業、販売まで幅広い分野で、これまでにのべ1,000件以上の経営相談を受け、人間心理と数字の両面から経営改善を行う。また、これまでの経営改善事例から経営者、従業員、顧客の心理を分析し、経営心理学として体系化することで、経営指導の成果を大きく高める。その成果が口コミで広がり、日経新聞をはじめ複数のメディアから取材を受け、全国で講演活動も行う。年間の講演回数は250回を超える。
参考記事・動画
講師からのメッセージ
これまで1,200件超の経営のご相談を受けてくる中で、業種、業界は違っても、経営の問題には一定のパターンがあることに気付くようになりました。
そして、その問題が解決した事例を心理学に分析し、なぜ解決できたのかを明らかにしていくにつれてコンサルティングの精度が上がり、大きく業績が上がる会社も出るようになりました。
その分析の内容と経営改善の手法を体系的にまとめた結果、経営心理士講座が生まれました。
この講座は次の4つを目的とした講座です。
1:感情の性質を理解し、人を動かす力を身に付け、営業の成果を高め、人を育て、チーム・組織を成長させる。
2:独立して事業を軌道に乗せるための力を身に付ける。
3:コンサルティング能力を身に付け、経営支援を行う。
4:AI・機械には難しい仕事で付加価値を発揮する。
今、この講座の受講生の半数は士業の方です。
その中には、監査法人勤務の会計士の方や会計事務所を経営されている会計士、税務士の方も数多くいらっしゃいます。
そういった会計士、税理士の方の重要なスキルがヒアリングとコンサルティングです。ヒアリング、コンサルティングでは質問のスキルが使えるかどうかで、その成果は大きく異なります。
また、質問のスキルは即効性があるため、短期間のうちに大きな成果をあげてくる受講生が多いのも特徴の一つです。
そういった成果のご報告を聞く度に、この講座をやっていて本当に良かったと感じます。
今後もより多くの方の経営・ビジネスの成長をご支援していこうと思います。
メディア掲載実績
- 日本経済新聞 朝刊(2017年10月2日付):AI時代に向けたコンサルティング志向の資格として経営心理士が紹介。
- 週刊エコノミスト(2017年11月28日号):「AIに負けない!凄い税理士・会計士」の特集で経営心理士の資格が紹介。
- 日経ビジネス(2018年7月9日号):事業承継の問題と経営者の引き際について経営心理学の観点から解説。
- 日刊ゲンダイ(2018年10月6日号):20代社員との関わり方について経営心理学の観点から解説。 その他多数
- JB PRESSにて『経営を変える心理学講座』を連載。
- 日経電子版にて『post 2020 ~次世代の挑戦者たち』を連載。
- きんざいファイナンシャル・プランにて『実践経営心理学』を連載。
- プルデンシャル生命メールマガジンにて『心の経営の時代』を連載。 その他多数
お申込方法
詳細の確認や体験講座へのお申込みは下記よりご確認ください。お申し込みの際に「どこで知りましたか」の欄にて「公認会計士ナビ/会計事務所名鑑を見て」にチェックください。体験講座の参加費2,000円が無料となります。
お問い合わせ先
ご不明な点は info@keiei-shinri.or.jp までお問い合わせ下さい。
公式WEBサイト:経営心理士講座体験講座(一般社団法人日本経営心理士協会)
お申込みURL:http://keiei-shinri.or.jp/openseminar-form/
主催
一般社団法人日本経営心理士協会 (〒104-0031 東京都中央区京橋1-3-2モリイチビル4階)