税理士法人勤務2年目の年明けから受講し、土曜の講義を受講していました。
最初はどうしてもモチベーションが沸かず成績も低かったのですが、次のテストでは平均を、その次では3割以内を、とスケジュールを切ることでモチベーションに無理やりギアをかけ、達成しつづけることができました。

少しずつ業務も増えてきた頃だったので、平日1～2時間早く出社し自習を重ねていました。
基礎論点をしっかり固めることができ、ケアレスミスも減らすことを意識して勉強しました。間違い部分は大きめなふせんに書き、手帳に並び替えたりしながら間違いノートを作成し弱点をひたすら潰していきました。直前期には1日2回は答練を解き、ピークを受験日に持っていくよう調整も注意を払いました。

住民税は白紙に全て書き込み答案作成をする科目のため、早めに自分の型を身につけることが大事だと思います。
完璧に身に着けたあとは、答練時は最大限に省略して解答していました。半分以下の時間で総合問題をひたすら回すことができ、理論にも時間をうまく使えました。
ミニ税法ということで講義の数も少ないのですが、精度を高く保つためにコンスタントにインプットし続けることがケアレスミスを減らすことに直結します。
一方で、ボリュームが少ないためモチベーションを保つことが一層重要になってきますので、あえて試験近くでもリフレッシュの時間を取ることも選択肢として重要かと思います。

大原簿記専門学校 です。

所得税と同じく、大原の山内先生です。所得税の講師としての傍らで勉強され合格、住民税の講師にもなった姿には大変勇気をもらえました。

ミニ税法は満点勝負と言われますが、裏を返せばケアレスミスさえしなければ短い時間で受かることができる効率の良い科目です。

所得税とのリンクがかなり多いので、所得税経験者は大きなアドバンテージを持っています。
所得税だけでは個人課税を全てカバーできず、所得税では有利だが住民税を考えるとトータルでみて不利になりうることもありますし、キャッシュの準備も必要です。
住民税は賦課課税ですが、住民税まで見据えて初めて個人課税が完結しますから、特に富裕層の申告などは住民税へのインパクトも大きいので、個人課税のスペシャリストとしての需要は必ずあると言える、良い科目ではないでしょうか。