どういった状況で法人税法を勉強しましたか?
1年目から4年目までは会計事務所で週3日のアルバイトをしながら勉強していました。
5年目は正社員で働きながら勉強していました。
どのような方法で法人税法を勉強しましたか?
仕事以外で空いている時間は基本勉強時間にしていました。
生活リズムの中でやる事と量を決め、たんたんとこなす感じですね。
仕事前と就業後の机に向かえる時間は計算と理論暗記を、通勤時間と寝る前は理論暗記に時間を割り振って、土曜は一日授業とその対策、日曜は足りない事を補うといったサイクルでした。
仕事しながらの受験だと、時間を割くのと同時に、集中力がある状態で勉強するのが大変です。
10時間なんとなくテキスト眺めたり問題ぼんやり解いても、何も身につかないので、究極に集中できる2時間を毎日作るために、勉強のために休んだり、他に体力使ったりしないようにするのが大事です。
法人税法を勉強する際のポイントがあれば教えてください。
法人税は、一つ一つは理解してしまえばそんなに難しくないのですが、ボリュームがすごいので、一度覚えたことを覚えなおす作業が大変です。
受験生であれば理論を回す事(いったん覚えた条文を、忘れた後暗記しなおす事です)の重要性はわかると思うのですが、計算パターンも膨大にあるので、計算問題が一度出来るようになったからと言って、本試験まで覚えていられるとは限りません。
3年目ぐらいで、計算パターンをポイントチェック(計算パターン集ですね)で回すことが要領が良いということを覚えました。
あと、本試験までに理論と計算を何周回すかを3月ぐらいまでに考えておかないと、試験前の論点で手が回らなくなるので、余裕を持ったスケジュールを立てて、確実にこなしていくのが一番成果出やすいです。
法人税法の勉強に利用した専門学校を教えてください。
TAC です。
法人税法のおすすめの講座や講師の先生を教えてください。
大原であれば水上先生(初学者向け)、TACであれば大宮先生(経験者向け)ですね。
法人税法を勉強するのにおすすめの参考書があれば教えてください。
専門学校の教科書で十分です。
というか、手を広げすぎると覚えられないので、意味が無いです。
大原であれば外販の問題集は解いた方がいいです。
その他アピールや補足などあれば教えてください。
簿記論・財務諸表論・消費税法は2年目で三科目合格しました。
全部初日の試験なので、それ専用の訓練をしました。
初受験で合格したのは財務諸表論だけですが、今考えると法人税がっつりやったおかげで仕事に活きているので、良かったのかな、と思います。
法人税法を勉強する人へのメッセージがあればお願い致します。
法人税法を受かるつもりで受験したかどうかで、あとあと仕事をしている時にどういう理屈で申告書の数字が計算されているかが立体的にわかります。
正直理論暗記をする意味はよくわかりませんが、勉強している時から人に説明するにはどうやってしようか、という視点で学んでました。
辛いなりに意味のある科目です。同業者から一目置かれる存在になりたければ、本気で挑戦してみてください。
三井 亮さん、 ありがとうございました!
法人税法の勉強法を教えてくれた 三井 亮さん が勤める 汐留パートナーズ税理士法人
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※執筆者の経歴、資格、勤務先等はすべて記事掲載時のものです。