2月19日と20日に、税理士関連のニュースがリリースされています。
「脱税調査に2021年度よりAI導入」、「キッザニア甲子園で税理士職業体験」に関する記事をご紹介します。
脱税調査に2020年度よりAI導入
- 脱税調査にAI導入へ 資料、音声データ分析 国税庁(毎日新聞 2020年2月19日付)
国税庁が令和元年6月に発表した『平成30年度査察の概要』によると、平成30年度の査察処理件数は182件、脱税額は総額139億円にものぼります。その一方で、国際化とICT化が進み、脱税方法は複雑・巧妙化し、査察調査の手法にも変化が求められています。
今回、脱税調査にAIが導入されるという記事が、毎日新聞より出ています。
国税庁は、人工知能(AI)を使って税務調査の対象企業を選定する新システムを2021年度にも導入する。公表されている財務資料や、業績を説明する経営者の音声データを分析し、脱税などの疑いがある企業を絞り込む。
引用元:脱税調査にAI導入へ 資料、音声データ分析 国税庁(毎日新聞 2020年2月19日付)
記事によると、AIが脱税や申告漏れ事案の手口を学習し、有価証券報告書など公開の財務資料に過去の脱税事案で多用された文言がないか調べて、税務調査を行う企業を選定するということです。
AIで、脱税の可能性がある企業をどれだけ正確に見つけることができるのか、成果が待たれます。記事には詳細が報じられていますので、こちらをご覧ください。
- 脱税調査にAI導入へ 資料、音声データ分析 国税庁(毎日新聞 2020年2月19日付)
キッザニア甲子園で税理士職業体験
- キッザニア甲子園『税理士ウィーク』 西宮市(Kiss PRESS 2020年2月20日付)
キッザニアは、マンガ家、消防士、宅配セールスドライバー、メガネショップの店員、医師、薬剤師など、約100種類もの仕事やサービスを子どもが体験できるアミューズメントパークです。
今回、キッザニア甲子園の期間限定パビリオン「税理士事務所」に関する記事が、Kiss PRESSより出ています。
子どもが職業体験を楽しめる施設・キッザニア甲子園(西宮市)で2月21日、『税理士ウィーク』が始まる。27日まで。
引用元:キッザニア甲子園『税理士ウィーク』 西宮市(Kiss PRESS 2020年2月20日付
記事によると、子どもたちが“税金のプロフェッショナル”として、お店のお金の流れを確認したり、経営者にアドバイスを行ったり、申告書を作成するまでの流れを体験したりしながら学ぶことができるそうです。
子どもは普段見ることのない税理士の仕事を体験して、どのような感想を持つのでしょうか。楽しみながら興味を持ってもらえたら嬉しいですね。記事には詳細が報じられていますので、こちらをご覧ください。
- キッザニア甲子園『税理士ウィーク』 西宮市(Kiss PRESS 2020年2月20日付
(著者:大津留ぐみ / 大津留ぐみの記事一覧)